Embarcadero Technologies が Eugene KryukovとFMX LinuxのOEM販売契約を締結したことを発表できることを嬉しく思います。

本日より、Delphi / RAD Studio の Enterprise または Architect エディションでアップデートサブスクリプションが有効期間中のお客様は、FMX Linuxのダウンロード、インストール、使用を開始でき、既存のFireMonkeyアプリケーションをビルドしなおすだけでLinux 64-bit プラットフォームをターゲットにしたり、またはまったく新規のLinuxクライアントアプリケーションを開発できるようになります。

なぜ FMX Linux なのでしょうか

FMX Linuxは、FireMonkeyクライアントUI開発をLinuxにもたらし、Delphi Linuxコンパイラの導入以来サポートしてきたサーバーサイド開発に加えて、デスクトップおよびキオスク端末向けにも当社のLinuxサポートを利用する機能を追加します。これは今回限りの提供ではなく、長期的な販売契約であることにご注意ください。今後のバージョンのRAD Studioでも、FMX Linuxを介したLinuxクライアントのサポートを継続する予定です。

FMX Linuxは、Delphi / RAD Studio 10.3.1 にGetItパッケージマネージャーからインストールできます。カテゴリー “Components” を探すか、検索ボックスで FmxLinux と入力してください。

インストールが完了すると、システム上にすべての関連ファイルがセットアップされ、さらにIDEウィザードにもLinuxプロジェクト管理の機能が追加されます。

FMX Linuxは、RAD Studio(Delphi Edition)のFireMonkeyクロスプラットフォームフレームワークを拡張して、Linux用のGUIアプリケーションを構築する機能を提供します。これにより、Linuxクライアントを採用している組織(ロシアやブラジルからの要望が増えています)やセルフサービス向けのキオスク端末(単一のアプリケーションを全画面で実行しているコンピュータ)向けのクライアントアプリケーションを構築できます。 またWindowsライセンスの費用負担が重要な問題となるケースでもLinux向けクライアントアプリケーションを開発、利用できます。このような利用例の一つは航空会社の自動チェックイン機でチェックインや荷物の追加、座席のアップグレードなどの手続きを行えるアプリケーションとユーザーインタフェースをLinuxのGUIアプリケーションで実装するというケースです。

主な機能

  • Linux用のFireMonkeyは、DelphiのFireMonkeyクロスプラットフォームフレームワークを拡張し、Linux用のGUIアプリケーションを作成する機能を提供
  • FMX LinuxはDelphiでカバーできる領域ををサーバーアプリケーションだけではなくメジャーなLinuxディストリビューション向けのFMXクライアントアプリケーションへ拡張
  • すぐに使えるいくつものユーザーインターフェイススタイルを含む
  • グリッドをはじめとする多くのFMXコンポーネントをLinuxクライアントでもシームレスに利用可能
  • RAD Studio の特徴であるLive Bindingなどのデータアクセス/バインディング機能を利用したクライアントアプリケーションの構築
  • WebKitGTKサポートの活用により、FMX LinuxアプリケーションをHTML 5 Webアプリケーションとしてブラウザでも実行可能

詳しい情報は下記のページやビデオにて

DocWiki ドキュメント: http://docwiki.embarcadero.com/RADStudio/Rio/en/FireMonkey_for_Linux
FMX Linux ウェブサイト: https://www.fmxlinux.com/
FMX Linux によるアプリケーション動作の紹介: https://youtu.be/3mw20kUCXho

Linuxプラットフォームのサポートを強化してDelphiとFireMonkeyの機能を拡張できることを嬉しく思います。Linuxクライアント向けプロジェクトにDelphiをご活用頂くことを楽しみにしています。

この記事は Marco Cantu による Announcing FmxLinux Bundling with Delphi and RAD Studio の抄訳です