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C++

RAD StudioにおけるiOS 13ならびにAndroid 64-bitへの対応

Sarina DuPontのブログ記事「Addressing iOS 13 and Android 64-bit with RAD Studio」の抄訳です。


モバイルを取り巻く環境は、日々変化しています。

9月19日にリリースされたiOS 13では、システム全体に対してダークテーマの導入が行われました。

現在、DelphiやC++Builderを含む多くのソフトウェアアプリケーションでは、ライトテーマとダークテーマの切り替えオプションを用意しています。ダークテーマは、夜間や暗い場所での作業を好むユーザーに対して、よりよいエクスペリエンスを提供するものです。

iOS 13を用いれば、開発者は、アプリケーション構築時に、ライトテーマとダークテーマをサポートするかどうかを選択することができます。双方をサポートする場合、エンドユーザーは新しいiOS 13のシステム設定を用いて、テーマを変更することができます。

RAD Studio 10.3.3(※)では、Delphi / C++Builderユーザー向けに、このダークテーマサポートを提供します。これには、ユーザーのiOS設定を検出し、アプリケーションを再起動することなく、ダークテーマとライトテーマを自動的に切り替える機能のサポートが含まれています。
開発者は、必要に応じ[アプリケーション|バージョン情報]メニューから、新しいキーを追加することで、アプリケーションのUIをライトテーマのみに制限することもできます。

図:10.3.3 Sugarloafベータ版 – iOS 13ライトテーマサポートのためのカスタムキー設定

バージョン情報でキーを指定していないと、ユーザーのiOS 13デバイスのiOS設定に応じて、ダークテーマかライトテーマが選択されます。10.3.3の拡張サポートはシステムステータスバーにも適用され、双方のテーマがサポートされます。

10.3.3(※)では、iOSの組み込みFireMonkeyコントロール向けのダークテーマサポートも導入しています。TEditやTSwitchなどのiOS向けネイティブコントロールとFMXのスタイルレンダリングコントロールを(デフォルトのプラットフォームスタイルで)一緒に使用するような場合、アプリケーションのUIは、エンドユーザーのiOS設定に応じて、自動的にiOS 13ののライトテーマかダークテーマによってレンダリングされるようになります。

10.4(※)では、デザイン時にライトテーマとダークテーマを切り替え可能にするオプションをIDEに追加することを検討しています。

※注意:ここで紹介する機能は、製品の開発が完了しリリースされるまで、その提供をお約束するものではありません。

10.3.3は現在ベータ版として提供されており、すべてのアップデートサブスクリプションユーザーの皆さんにご利用いただけます。ベータ版への参加に興味がある方は、エンバカデロまでお問い合わせください。

図:10.3.3 Sugarloafベータ版 – iPhone Xシリーズデバイスに配置されたアドレスブックサンプルアプリ(ダークテーマとライトテーマの双方サポート)

アップデートサブスクリプションに加入されているお客様は、今後リリースされるベータビルドでダークテーマサポートを試用するために、コードネーム「Sugarloaf」と呼ばれる10.3.3 NDAベータに参加いただくことができます。また、EULAでの制限を一部解除し、ベータテスターが10.3.3ベータを使用して、ダークテーマをサポートするiOSアプリをApp Storeに登録可能にします。

Appleの最近の発表によれば、2020年4月には、既存のアプリのアップデートも新規アプリも、iOS 13 SDKによってビルドし、「iPhone XS Max以降のすべての画面デザイン」をサポートしなければならないとしています。

サブスクリプションに加入していれば、プラットフォームサポートの追加と拡張、新機能と品質改善の追加が継続されるため、最新の製品リリースにアクセスできるだけでなく、NDAベータプログラムに参加することで、エンバカデロの進行中の取り込みにアクセスすることができます。


Android向けのアプリ構築は?

2019年8月1日の時点で、Google Playストアのアプリケーションは64-bitサポートが必須になっています。

私たちは、Delphi / C++Builderユーザーのために、Android 32-bitの延長をGoogle Playストアのチームに働きかけていました。その結果、既存のGoogle Playストアアプリをお持ちのお客様は、64-bit要件適用期限の延長をリクエストできるようになりました。エンバカデロのお客様は、2019年10月1日まで、Android 32-bitアプリのアップデート延長の申請を、既存のGoogle Playストアアプリケーションに対して行うことができます。申請が許可されると、お客様は、2020年8月までに、既存のアプリのアップデートを投稿すればよくなります。

8月に、ロードマップのアップデートと、Delphi Android 64-bit 10.3.3ベータに関する計画を発表しました。

関連情報:

その後、EULAの制限解除を含む10.3.3 Sugarloaf NDAベータ版を開始し、ベータ版を用いてGoogle Playストア用のDelphi Android 64-bitアプリを構築できるようになりました。アップデートサブスクリプションを利用していて、ベータ版に参加していないけれど、参加を希望されるという方は、エンバカデロまでお問い合わせください。

図:10.3.3 Sugarloafベータ版 – Android 64-bitサポート(Google Pixelをターゲットデバイスに指定)


注:これらの計画とロードマップは、現時点でのエンバカデロの方向性を示したもので、開発計画とその優先度は、変更される可能性があります。従って、ここに記載した製品機能や提供スケジュールのいずれについても、その提供をお約束するものではありません。また、製品スケジュールや製品ロードマップは、いずれの契約を中止ないしは置き換えるものではなく、お客様が利用されている製品のアップグレード、アップデート、機能改善、他のメンテナンスリリースについては、ソフトウェアライセンス契約に基づいて提供されます。


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